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パラノイアとは?

ふりがな

パラノイア

英語表記

Paranoia

メーカー名

マンチキン・ゲームズ(Mongoose Publishing)

プラットフォーム

テーブルトークRPG(TRPG)、デジタル(オンラインツール)

公式サイトURL

https://www.mongoosepublishing.com/rpgs/paranoia.html

説明

パラノイア』(Paranoia)は、1984年にウェストエンド・ゲームズ(West End Games)によって初めてリリースされたテーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)で、現在はマンチキン・ゲームズ(Mongoose Publishing)が権利を持ち、サポートおよび新たなエディションの開発を行っている。このゲームは、ディストピアな未来社会を舞台に、プレイヤーが全体主義的なスーパーコンピュータ「ザ・コンピューター」が支配するアルファ・コンプレックスで生き残るためのスリリングな体験を提供する。

『パラノイア』の基本的な流れは、プレイヤーキャラクター(PC)が「トラブルシューター」として任務を遂行しながら、同時に互いの裏切りや陰謀を警戒するというものである。プレイヤーは、ザ・コンピューターから与えられるミッションをクリアするために協力するが、同時に他のプレイヤーの秘密を暴き、自己の生存を図る必要がある。このゲームのユニークな点は、プレイヤー同士の裏切りや欺瞞が推奨されることであり、信頼と不信の間でバランスを取るスリルを楽しむことができる。

『パラノイア』の魅力は、その風刺的なユーモアと独特のゲームプレイにある。アルファ・コンプレックスは、常に監視されており、トラブルシューターたちはザ・コンピューターの命令に絶対服従しなければならない。違反行為や異端の疑いがかけられると、即座に処刑されることも珍しくない。この環境下でのプレイは、プレイヤーに常に緊張感と笑いをもたらす。

『パラノイア』は、紙と鉛筆、ダイス、ルールブックを使ってプレイされるが、デジタルプラットフォームでもプレイ可能である。Roll20やFantasy Groundsなどのオンラインツールを使用することで、地理的に離れたプレイヤー同士でもセッションを行うことができる。また、マンチキン・ゲームズは、公式サイトで最新のルールブックやサプリメント、シナリオ集などを提供しており、プレイヤーはこれらを利用してゲームを深く楽しむことができる。

『パラノイア』は、その風刺的でユーモラスな世界観とプレイヤー間の緊張感を巧みに組み合わせたゲームシステムにより、長年にわたって多くのファンに支持され続けている。全体主義的なディストピア社会でのスリリングな生存競争と裏切りのドラマを楽しむことができるこのゲームは、他のTRPGにはない独特の体験を提供する。『パラノイア』は、風刺とスリルを求めるプレイヤーにとって、常に新鮮でエキサイティングな体験を提供し続ける作品である。



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